施設内のレストランに足を踏み入れると、出汁の芳醇な香りが漂います。ここで旅行者の舌を唸らせている看板食材が、一宮町特産の「自然薯」です。
栽培が非常に難しく、滋養強壮に優れた山薬として重宝されてきた自然薯ですが、地元農家が丹精込めて育てた逸品は、一般的な長芋とは比較にならないほどの強烈な粘りと濃密なコクを持ちます。すり鉢ですり下ろし、特製の出汁で丁寧にのばしたとろろは、箸で持ち上がるほどの弾力です。
ランチタイムに圧倒的な支持を集めるのが「自然薯定食」です。麦ご飯の上に贅沢にとろろをかけ、一口頬張ると、土の力強い香りと上品な出汁の旨味が口いっぱいに広がります。ほかにも、喉越しの良い手打ち麺にとろろを絡める「自然薯うどん・そば」など、豊富なレストランメニューが揃っており、ランチ目当てで遠方から訪れるリピーターが絶えません。