「ネットの噂を鵜呑みにして海に行っても、魚は釣れませんよ」。そう笑顔で語るのは、この店を長年切り盛りしてきた磯部店主だ。彼自身が毎日夜明け前に港へ足を運び、自分の目で海面を観察し、戻ってきた漁師やプロアングラーから直接生の声を拾い上げている。
日本釣振興会にも深く関わる店主のネットワークは伊達ではない。単なる「釣れた」という情報だけでなく、どのような仕掛けの流し方をしたか、潮の濁り具合や水温の変化まで細かく分析して来店客に伝えている。だからこそ、週末ごとに通い詰めるベテランアングラーが後を絶たないのだ。