ホークスを去る選手たちが一様に突きつけられるのが、自由契約という過酷な通知だ。しかし、この「鷹のファーム」で鍛え上げられた選手層の厚さは他球団も熟知している。他球団スカウト陣にとって、ホークスの戦力外リストは宝の山に他ならない。
移籍先予想の最右翼として名前が挙がるのは、手薄なリリーフ陣の補強を目指すセ・リーグの中位・下位球団だ。ホークスでは層の厚さに阻まれ二軍生活が長かったものの、150キロ超のストレートを投げ込むパワーピッチャーや、守備位置を選ばないユーティリティプレイヤーは、新天地であれば即戦力として開幕一軍を狙える。実際に過去にも、ホークスを解雇された後に他球団へ移籍し、覚醒を遂げた例は少なくない。環境を変えることが彼らの潜在能力を引き出すトリガーとなるか、球界内の争奪戦に注目が集まる。