昭和の高度経済成長期、読売ジャイアンツは日本中の注目を集めた。その中心にいたのが、王貞治と長嶋茂雄の「ON砲」だ。背番号1と背番号3の並びは、プロ野球ファンにとって希望の象徴そのものだった。
一本足打法から放たれるアーチで世界記録を更新し続けた王。土壇場のチャンスで必ず期待に応えてみせた長嶋。2人の存在は球界の枠を超え、国民的ヒーローとして君臨した。当然のように、彼らの引退とともにその背番号は永久に封印された。
さらに、国鉄スワローズで353勝を挙げた後に巨人で47勝を重ね、通算400勝を達成した金田正一の背番号34も忘れてはならない。移籍組でありながら永久欠番となった金田の偉業は、巨人の懐の深さと勝利への執念を証明している。