ポテトチップスの味の8割は素材で決まる。菊水堂の製造チームは季節ごとに最良の国産馬鈴薯を全国の産地から厳選して買い付ける。
春先は九州産の新じゃが、夏から秋にかけては関東や東北産、冬は豊かな大地で育まれた北海道産へとバトンをつなぐ。水分量やデンプン質が季節や産地によって微妙に異なるため、スライスする厚さや揚げる温度、時間を日々細かく微調整する作業が欠かせない。
さらに重要なのが油だ。米油とパーム油を独自のゴールデン比率でブレンドし、カリッとした歯ごたえと後味の軽やかさを両立させている。油の管理は極めて厳格で、常に新鮮な状態で揚げられるため、食べた後に胃が重くなるような感覚がまったくない。