創業者のラリー・ページとサーゲイ・ブリンがガレージで会社を立ち上げた当初から、社風の根底には「ユーモアを忘れない」という強力な開発思想が存在していた。検索エンジンの背景色を変えたり、ロゴを祝日ごとに変化させる「Doodle」の試みも、すべてはこの精神から生まれている。
親会社であるAlphabet Inc.の下、現CEOのスンダー・ピチャイ体制となった現在でも、そのDNAは途絶えていない。AI技術や量子コンピューティングといった巨大なイノベーションに挑む一方で、ふとした検索結果にジョークを忍ばせる企業姿勢は、世界中のユーザーとのあいだに温かい信頼関係を築く架け橋となっている。遊び心こそが、巨大IT企業を冷たいテクノロジーの塊にさせない秘密の隠し味なのだ。