個別のブログが独立して存在するだけでは、ユーザーの回遊性は高まらない。ここで主役となったのが「アンテナサイト」や「ニュースアグリゲーター」という概念だ。これらは無数のWebメディアの更新情報を自動で吸い上げ、ユーザーに一元的な入口を提供する。
この仕組みは、従来のWebメディア業界における集客構造を根底から塗り替えた。検索エンジン(SEO)やSNSマーケティングだけに頼らない、「相互送客ネットワーク」による独自のアクセス流入経路が完成したからだ。メディア同士がアクセスを交換し合い、巨大なトラフィックの渦を作り出す構造は、Webメディアの生存戦略における一つの到達点となった。