メガホンをとるのは、数々の大ヒット作を手がけてきた山崎貴監督。最先端のVFX技術と生々しい実写映像を融合させ、日本映画のクオリティを新たな次元へと引き上げようとしている。主演を務めるのは、国際的にも高い評価を得ている名優の役所広司だ。引退を目前に控え、人生の岐路に立つベテラン調教師という難役に挑み、競走馬の息づかい一つにまで神経を研ぎ澄ませた演技を見せつける。
配給を担当する東宝の幹部が「単なる競馬映画の枠に収まらない重厚なヒューマンドラマだ」と胸を張る通り、本作にかける意気込みは破格だ。日本の映画産業において、これほどのスケールと予算を投じたスポーツドラマは過去に例を見ない。完成前から今年の賞レースを席巻する大本命として、関係者の熱い視線が集まっている。