インフルエンザで服に嘔吐した時の正しい洗濯法を最新情報で徹底解説する。まず最優先すべきは、衣類を水洗いに回す前の「確実な不活化」だ。ウイルスの構造を破壊するためには、物理的な熱エネルギーか、化学的な塩素の力を借りる必要がある。
最も確実性の高い消毒手段の一つが、85℃以上の熱湯に1分以上浸ける「熱湯消毒」だ。耐熱性のある綿100%の肌着や下着、タオル類であれば、煮沸に近い熱湯につけ置きすることで、強力な消毒・除菌効果が得られる。ただし、ポリエステルやウールなどの繊細な素材は熱で生地が傷むため、素材に応じた使い分けが不可欠だ。
熱に弱い衣類や白い衣類に対して抜群の威力を発揮するのが、ハイター等に代表される塩素系漂白剤だ。その主成分である次亜塩素酸ナトリウムは、微量であってもウイルスのタンパク質膜を瞬時に分解する。希釈濃度は0.02%〜0.05%程度(水2Lに対してキャップ1杯程度が目安)に調整し、約30分浸け置く。この下処理を行って初めて、通常の洗濯行程へと進むことができるのだ。