なぜ日本はここまで極端な個人化の道を歩んだのか。戦後の都市化と産業構造の変化がその起点にある。地方から都市へ労働力を供給するため、若者たちは実家を離れ、都市部に小さな所帯を持った。それが「核家族」の始まりだった。
当時はそれが「近代的で自由な生き方」として憧れの対象ですらあった。しかし、そのシステムは「右肩上がりの経済」と「終身雇用」という前提があって初めて機能するものだった。前提が崩れ去った今、残されたのは、セーフティネットを失った剥き出しの個人だけだ。
なぜ日本はここまで極端な個人化の道を歩んだのか。戦後の都市化と産業構造の変化がその起点にある。地方から都市へ労働力を供給するため、若者たちは実家を離れ、都市部に小さな所帯を持った。それが「核家族」の始まりだった。
当時はそれが「近代的で自由な生き方」として憧れの対象ですらあった。しかし、そのシステムは「右肩上がりの経済」と「終身雇用」という前提があって初めて機能するものだった。前提が崩れ去った今、残されたのは、セーフティネットを失った剥き出しの個人だけだ。