香蘭女学校の進路実績を語る上で最大のトピックとなるのが、立教大学への系属校推薦枠です。1学年約160名の定員に対し、立教大学への推薦枠は毎年約97名分が確保されています。つまり、学年の約6割に相当する生徒が、一定の学業成績や生活態度を満たすことで立教大学の各学部へ進学できる計算になります。
この推薦制度は単なる数字の多さだけでなく、選択できる学部の幅広さも大きな特徴です。文学部、経済学部、法学部、理学部をはじめ、近年人気が高まる異文化コミュニケーション学部や経営学部、グローバル・リベラルアーツ・プログラム(GLAP)に至るまで、多様な進路の選択肢が用意されています。高校3年間の定期試験や提出物、実力テスト、英語資格試験(英検やGTECなど)の基準をクリアすることで、希望する学部への推薦資格を獲得できます。
一方で、香蘭女学校は「立教大学専用の附属校」にとどまりません。一般受験で他大学を目指す生徒に対する進路指導も手厚く、国公立大学や早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、医歯薬系学部への合格者を毎年着実に輩出しています。推薦枠を保持したまま他大学を受験できる制度(一部条件あり)の柔軟性や、個々の進路希望を尊重する教員の伴走体制が、進学校としての評価を確かなものにしています。