時事通信社に入社した田崎氏は、経済部での勤務を経て政治部へ配属されました。当時の自民党は田中角栄元首相を中心とする派閥政治の全盛期であり、田崎氏は田中派(木曜クラブ)の番記者としてキャリアを積んでいきます。
昼夜を問わず政治家の自宅や料亭に通い詰める「夜討ち朝駆け」を徹底し、竹下登氏、中曽根康弘氏、小泉純一郎氏ら歴代の有力政治家と極めて深い人間関係を構築しました。相手の懐に飛び込み、オフレコ発言や本音を引き出す取材スタイルによって、社内でもエース記者として頭角を現します。
その後、政治部長や解説委員長、取締役編集局次長、特別解説委員といった要職を歴任。2018年に時事通信社を定年退職して特別解説委員を退任し、フリーの政治評論家として独立しました。半世紀に及ぶ現場経験で培った「歴代政権のインサイド情報」こそが、田崎氏の最大の武器となっています。