Q1:陰性T波と判定されたら、運動や筋トレはすぐに中止すべきですか?
A1:精密検査で原因が特定されるまでは、高重量のウェイトトレーニングや激しい有酸素運動、息を止めるような強い負荷は控えてください。万が一、肥大型心筋症や重度の冠動脈狭窄が潜んでいた場合、急激な血圧上昇や心拍数増加が悪性不整脈を誘発するリスクがあります。ウォーキング程度の軽い日常動作に留め、早めに循環器内科で運動許容量の指示を受けてください。
Q2:再検査では具体的にどのような検査が行われますか?痛みを伴いますか?
A2:初診時の標準的な再検査は、詳細な12誘導心電図の再測定、胸部レントゲン、心臓超音波検査(心エコー)、血液検査(心筋逸脱酵素やNT-proBNPなど)です。これらはすべて体にメスを入れない非侵襲的な検査であり、痛みは採血時のチクッとする刺激程度です。より詳細な精査が必要な場合に限り、後日、心臓CTやホルター心電図などが追加されます。
Q3:前回の健診では「平低T波」で、今回は「陰性T波」になりました。悪化している証拠ですか?
A3:平低T波(T波が平坦になる状態)から陰性T波への変化は、心筋の電気的再分極の乱れが進行している可能性を示唆します。血圧の上昇、動脈硬化の進展、あるいは心筋肥大の増悪などが背景にあるケースが考えられるため、前回が軽度所見であっても今回の変化は軽視せず、必ず精密検査を受けてください。