予告先発制度に関しては、ネット上やファンの間でいくつかの根強い誤解が存在します。勝敗の行方を正しく見極めるためにも、知られざる盲点を整理しておく必要があります。
誤解1:予告された先発投手は絶対に登板回避できない?
NPBの規定上、予告先発投手は正当な理由(急な発熱、ウォーミングアップ中の怪我、移動中のアクシデントなど)が生じ、NPBコミッショナー事務局が認めた場合に限り変更が可能です。その場合、対戦相手側の合意を得たうえで緊急の代替投手が立てられますが、相手チームに対しても予告先発の変更権利が与えられるなど、厳格な公平性が保たれています。
誤解2:防御率が良い投手が投げれば必ず有利である?
これはセイバーメトリクスの観点から明確に否定されています。特にエスコンフィールドのようなフライ性打球の伸びやすい球場構造では、ゴロ誘導率(GB%)の低い投手は、たとえ全体防御率が良くても特定のプルヒッター揃いのチームに対して被本塁打リスクが跳ね上がります。新庄首脳陣は、防御率という過去の平均値よりも「当該球場における被長打率」や「対戦相手の得意球種との不一致度」を最優先して登板日を決定しています。