始まりの鬼である無惨の戦闘能力は、他の上位の鬼たちとは次元が異なります。彼が持つ最大の生物学的特異性は、体内に5つの脳と7つの心臓を宿し、肉体組織の配置を常に変異させられる点にあります。この構造により、頸を切り落とされても瞬時に再生し、通常の鬼の倒し方が一切通用しません。
作中で披露された無惨の主な戦闘形態や能力特性は以下の通りです。
- 黒髪の貴公子形態(基本擬態):人間に紛れ込み、夜の都市部に潜伏するための姿。気配を完全に人間のそれへと偽装可能。
- 肉の繭形態:産屋敷邸の自爆と珠世の薬物注入によって負った致命傷を急速回復させるための超防御形態。
- 戦闘特化形態(白髪・口吻化):無数の鋭い牙を持つ口が全身に開き、背中や大腿部から生えた触手を音速を超える速度で振り回す殲滅形態。
- 巨大赤子形態:陽光から本体を守るため、全身の肉体を膨張させて厚い肉の壁を形成した最終防衛形態。
- 血鬼術・衝撃波と細胞破壊:広範囲に神経毒を帯びた衝撃波を放ち、傷口から自らの濃厚な血を注入して細胞を内側から破壊・壊死させる。