ビル群が立ち並ぶ都心の足元、地上から数十メートル下に建設が進む巨大なターミナルは、まさに現代土木工学の結晶だ。大深度地下空間に誕生するこの巨大構造物は、既存の地下鉄線や地下街のさらに下を切り拓くという、世界的にも類を見ない過酷な条件下で施工が進められている。
現場では無数の重機と最新鋭のシールドマシンが24時間体制で掘進を続けており、地上の賑わいからは想像もつかないほど緻密な作業が続く。地下壁面の補強や微小な地盤変位の監視にはミリ単位の精度が求められており、日々の進捗は都市機能の維持と隣り合わせの真剣勝負である。