現代の科学館に求められているのは、教科書に載っているような過去の知識の展示だけではない。今まさに世界で進行している「生きた宇宙科学」へのアクセスだ。
館内の工房やラボで連日開催されているワークショップは、事前予約が即日完売するほどの人気を誇る。プログラミングを用いた月面探査ローバーの操作体験や、ペットボトルロケットの構造を応用した流体力学の実験教室など、その内容はいずれも本格的だ。指導にあたるスタッフやボランティア講師陣の熱量も高く、単なる「お遊び」で終わらせない工夫が随所に凝らされている。
こうした取り組みは、学校教育で重視されるSTEM(科学・技術・工学・数学)教育の現場としても評価が高く、自由研究のテーマ探しや子どもの適性を見極めたい保護者層から熱い視線を集めている。