癌細胞のエネルギー源を絶つ?最新研究が明かすワーバーグ効果

癌細胞のエネルギー源を絶つ?最新研究が明かすワーバーグ効果

癌細胞のエネルギー源を絶つ?最新研究が明かすワーバーグ効果の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

では、病気の予防という観点において、私たちはどう行動すべきなのか。世界保健機関 (WHO) や日本の国立がん研究センターは、極端な糖質ゼロ生活を推奨しているわけではない。科学的根拠が示すのは、精製された砂糖や加糖飲料の過剰摂取が、肥満やインスリン抵抗性を引き起こし、結果としてがん発症リスクを高めるという事実だ。

インスリンやIGF-1(インスリン様成長因子-1)というホルモンは、血中のブドウ糖濃度が高まることで過剰に分泌され、これががん細胞の増殖シグナルを強力に押してしまう。つまり、予防の鍵は「糖質を完全に悪者扱いすること」ではなく、「急激な血糖値の上昇を防ぎ、全身の代謝バランスを安定させること」にある。日常の食生活を見直すこと自体が、強力な一次予防策になるのだ。

橋本 菜々子
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橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。