1985年4月、レーベル「EPIC・ソニー」からリリースされたデビューシングル「シャイニン・オン 君が哀しい」。この1曲が日本のポピュラー音楽界に与えた衝撃は大きかった。協和音の美しさと都会的な孤独感を同居させたアンサンブルは、当時のラジオやTVの音響設備を通じて瞬く間に全国のリスナーを虜にした。
楽曲のメインコンポーザーを務めたのは、メンバーの千沢仁だ。彼の溢れ出るメロディセンスと、キーボード主体の繊細なコード展開が見事に噛み合い、時代の空気を完璧に凝縮させた名曲が誕生した。哀愁を帯びつつも洗練されたアレンジメントは、日本のポップスが新たなフェーズへ突入したことを告げる歴史的シグナルだったのだ。