羽田空港第2旅客ターミナルは、地上5階・地下1階の構成で、出発ロビーは2階、到着ロビーは1階という基本的な構造は維持しつつ、2026年度から2026年春にかけて実施された改装により、館内の回遊性が格段に上がった。特に変化が大きいのが3階の出発ゲートエリアと2階の手荷物検査場前スペースだ。公式発表資料によると、保安検査場のレーン数は従来の12レーンから最大16レーン体制に拡張され、時間帯によっては「スマートレーン」と呼ばれる高速対応レーンが稼働する。これにより従来ピーク時に60分を超えることもあった混雑が、平常時は20〜30分程度まで短縮されているという現場スタッフの証言も得られた。
とはいえ、2026年現在でも完全に混雑が解消されたわけではない。特に月曜朝のビジネス出張ピークと、金曜夕方の帰省・旅行客が重なる時間帯は、検査場手前で列が滞留するケースが依然として報告されている。編集部が実際に2026年7月の平日朝6時30分に現地確認したところ、検査場通過まで約18分、ANAラウンジ入口までは約25分という数字だった。これを「許容範囲」と見るか「危険水域」と見るかは利用者の目的次第だが、少なくとも「改装後だから余裕」という認識は禁物だ。