往年のヒットシンガーの多くがキーを下げて歌うなか、太田裕美の歌唱力の評判は群を抜いています。最大のヒット曲である「木綿のハンカチーフ」をはじめ、「雨だれ」「赤いハイヒール」「九月の雨」など、高音域が連続する難曲を現在もほぼ当時のオリジナルキーのまま歌いこなす技術は圧巻です。
SNSやコンサートの口コミでも「70代とは思えないクリスタルボイス」「声の抜けと艶が若い頃と全く変わらない」と絶賛の声が絶えません。彼女独特の鼻にかかる愛らしい響きと、クラシックピアノで培われた正確無比なピッチは健在で、単なるノスタルジーにとどまらない現役の表現者としての実力が高く評価されています。