2005年、彼は「34年以上にわたり自身の食事を撮影し、健康状態との相関関係を記録・分析し続けた」功績により、ユーモア溢れる科学研究に贈られるイグノーベル賞(栄養学賞)を受賞した。この受賞は単なる珍事として片付けられるものではなく、彼の常軌を逸した観察眼と執念に対する世界からの敬意であった。
このユニークな生き様と発明への情熱を追ったドキュメンタリー映画『ドクター・中松のイグ・ノーベル賞な日常』は、国内外の映画祭や配信プラットフォームで大きな話題を集めた。単なる変人としてではなく、己の好奇心と独自の信念に従って生きる一人の人間としての姿が描かれ、世界中の観客に強烈な印象を残したのである。