ちろりを訪れるなら絶対に外せないのが、店舗の屋号に冠された3つの看板カテゴリです。初めて訪れる方に向けて、常連客が必ず頼む名物料理と注文の流儀を整理しました。
まず注文の口火を切るべきは「名物・本日の鮮魚お造り盛り合わせ」です。市場直送の朝獲れ鮮魚を中心に、白身、光り物、赤身、甲殻類などが贅沢に盛り込まれます。単に醤油で食べるだけでなく、煎り酒や自家製ポン酢、粗塩が添えられることも多く、魚ごとの個性を最大限に引き出す工夫が施されています。
続く「串」のラインナップは、職人の火入れが光る炭火串焼きと、きめ細かなパン粉を纏った串揚げの二刀流です。香ばしくジューシーに焼き上げられた地鶏の串焼きはもちろん、串揚げでは「子持ち昆布の串揚げ」や「海老しそ巻き」など、魚介素材を活かした創作串が圧倒的な人気を誇ります。軽やかな油切れで胃もたれしにくく、女性客からの支持も厚い一皿です。
そしてこれらを受け止めるのが、全国各地の蔵元から厳選された常時20〜30種類以上の日本酒銘柄です。十四代や新政といった入手困難なプレミアム地酒がゲリラ的に入荷することもありますが、真骨頂は料理を引き立てる食中酒の提案力にあります。旨味の濃い魚にはどっしりとした純米燗酒、淡白な白身には爽やかな辛口生酒といったペアリングを、スタッフが的確にアドバイスしてくれます。