パスポートの新規取得や更新(切替発給)において、もっとも誤解されやすいのが「日数計算の基準」です。自治体の旅券課が公表している「最短6日間」という案内は、土曜日・日曜日・祝日・年末年始を含まない営業日ベースで計算されています。
たとえば、ゴールデンウィーク直前の月曜日に窓口で書類を提出した場合、途中に祝日や連休を挟むため、実際の受取可能日は暦の上で2週間以上先になるケースが珍しくありません。外務省および各都道府県の統計によると、窓口受付から受取開始までの平均所要期間は新規・訂正で6〜8営業日、更新(残存有効期間同一旅券や切替)で6〜7営業日が標準的なスケジュールです。
また、マイナンバーカード申請と連携したオンライン手続きの場合、窓口へ行く回数を「受取時の1回のみ」に減らせる大きな利便性があるものの、審査期間自体が劇的に短縮されるわけではありません。申請データの受付から審査完了まで同様に約1週間前後の営業日を要するため、「オンラインだから翌日もらえる」という認識は明確な誤りです。