幼稚園の先生たちも、親たちの仕事の事情は痛いほど理解しています。それでも、「できれば今日はおうちで見てほしかった」と感じる瞬間があると言います。現場の教諭たちが挙げるのは、やはり「集団生活についていけない状態」での登園です。
例えば、鼻水が止まらず自分でかめない状態や、激しい咳で周囲の子どもたちが怖がってしまうケースです。また、解熱剤を使って一時的に熱を下げて登園させる行為は、薬の効果が切れる昼過ぎに急激に体調が悪化するため、園側としては最も対応に苦慮します。お互いの信頼関係を保つためにも、朝の引き渡し時には「実は夜間に少し咳が出た」など、ありのままの状態を正確に伝えるコミュニケーションが不可欠です。