都内の店舗で働く20代のアルバイト男性は、深夜時間帯の恐怖をこう語る。「客席の片付け、皿洗い、調理、レジ、急増するデリバリーアプリの注文。これを一人で回すのは物理的に不可能です。トラブルがあっても誰も助けてくれない」。防犯上のリスクも極めて高い。強盗や酔客とのトラブルに対応しながら、時間通りの提供を求められるプレッシャーは計り知れない。
組合側が最も問題視しているのが、この「一人勤務」に伴う安全配慮義務の欠如だ。効率化の名のもとに削ぎ落とされた人員配置は、現場の精神と肉体を確実に蝕んでいる。経営側はセルフレジの導入やモバイルオーダーの推奨で負担は軽減されていると主張するが、現場の実感とは大きく乖離しているのが実態だ。