1999年の放送開始以来、東映アニメーションが長年にわたり手掛けつづけてきたアニメ版『ONE PIECE』。スクリーンで躍動するゾロのアニメーションは、原作の初期設定に散りばめられていた伏線をより鮮明に描き出してきた。
ワノ国編での壮絶な殺陣や、霜月家(シモツキ村)との血縁関係にまつわる描写は、実は初期のキャラクターデザイン段階から秘められていた「和」の美学の結実でもある。東映アニメーションのクリエイター陣は、原作者が初期から温めていたアイデンティティや剣豪としての系譜を迫力ある映像と音響で増幅。時代を超えてファンを魅了し続ける剣士の血統を、躍動感あふれる戦闘シーンとしてスクリーンに刻み続けている。