灯台の真下へと続く階段を降りていくと、波の音が洞窟の中に反響する不気味なほどの静けさに包まれる。「判官舟かくし」と呼ばれるこの場所は、1189年、平泉へと落ち延びる源義経一行が追手を避けて船を隠したという伝説が残る天然の要塞だ。
岩肌に掘られた暗く狭い手掘りのトンネルを抜けると、目の前に現れるのはゴツゴツとした岩礁と透明度の高い海。岩にぶつかる波しぶきが舞い散る光景は、自然が造り出した巨大な造形美そのものだ。ボランティアガイドの語りを聞きながら散策する歴史ウォークツアーも盛んで、歴史のロマンに浸りたい歴史ファンにはたまらないスポットとして支持を集めている。