契約解除の報が駆け巡った当時、週刊誌やネットニュースは連日のように裏事情を報じた。しかし、取材を進めると見えてくるのは、悪意あるスキャンダルなどではなく、個人の表現に対する強い拘りと事務所側のマネジメント方針との間に生じた「温度差」であった。
スターダストプロモーションという巨大組織の庇護を離れることは、芸能界での生きていく道として極めてリスクが高い。それでも自らの表現を力強く貫こうとした結果としての契約終了であり、双方が納得の上で選んだ辛辣な現実だったのだ。闇に包まれた噂の多くは、センセーショナルさを求めたメディアの過剰な演出に過ぎなかった。