番組のもう一人の主役といえば、一言も喋らずに魔法のように工作を完成させていく「ノッポさん」こと高見のっぽだ。彼のスマートで洗練された佇まいと、少しおっちょこチョイで食いしん坊なごんたくんとの対比は、絶妙なコントラストを生み出していた。
二人の間には台本を超えた強い信頼関係が存在していた。言葉による説明を一切排除し、身振り手振りと表情だけで進行するスタイルは、当時の子ども番組として画期的な試みであった。言葉がないからこそ、子どもたちは画面に集中し、彼らの手元と感情の動きを食い入るように見つめたのだ。