御岳山(みたけさん)や日の出山、大岳山を巡るトレッキングコースは、都心からのアクセスが良く初心者からベテランまで親しまれています。しかし登山後の課題となるのが「どこで汗を流して着替えるか」という入浴問題です。山間の集落にある温泉宿や日帰り施設は、バスの本数が1時間に1本程度と限られていたり、夕方早い時間に受付を終了してしまうケースが散見されます。
日の出山山頂からつるつる温泉方面へ下りず、JR青梅線方面(御嶽駅・日向和田駅・青梅駅など)へ降りて電車に乗ると、河辺駅はまさに都心方面への帰還ルート上の要衝に位置しています。下山客にとって、河辺駅改札からペデストリアンデッキを約1分歩くだけで館内エレベーターに吸い込まれる動線は、疲弊した足腰にこの上ない恩恵をもたらします。
「御岳山から青梅線に乗れば乗り換えなし、泥で汚れた靴のままバスを何十分も待つ必要がない」「電車の時刻表を秒単位で気にせず、風呂上がりにビールを飲んでそのままJR中央線直通電車で座って帰れる」といった登山愛好家の声がSNSでも定着しており、青梅線沿線における立ち寄り湯のデファクトスタンダードとして君臨しています。