彼の人生を語る上で欠かせないのが、波乱に富んだプライベートの歩みだ。四度の結婚という経験は、週刊誌やトーク番組でもしばしば話題に上ってきたが、本人はそれを隠すこともなく、自虐とユーモアを交えて大らかに振り返る。
「失敗も遠回りもたくさんしましたよ。でも、全部ひっくるめて自分の人生」。そう笑い飛ばせるのは、傷つき、悩み抜いた末に獲得した心の豊かさがあるからだろう。現在の妻との穏やかな日々が、彼の表現活動を根底から支える安全基地となっていることは間違いない。人生の挫折や孤独を知る者だからこそ出せる味わいが、彼の演技に深みを与えている。