イモリを飼う人が、個体に「王子」と名付けることは十分あり得る。名前を付けると観察が楽しくなり、日々の世話にも愛着が出る。ただ、生き物を迎えるなら、かわいさだけで決めるべきではない。イモリは比較的静かなペットだが、飼育には知識と継続した管理が必要になる。
飼育で大切なのは、水質、温度、逃げ出し対策、餌、隠れ場所だ。水槽にはふたが必要で、わずかなすき間から出てしまうことがある。水は汚れすぎないよう管理し、急激な環境変化を避ける。餌は種類や個体に合ったものを選び、食べ残しを放置しない。
野外で見つけたイモリを安易に持ち帰ることにも注意がいる。地域によっては個体数の減少が心配されている場所があり、採集が自然環境に負担をかけることがある。条例や地域のルールが関係する場合もあるため、採集や購入の前に確認したい。飼うなら最後まで責任を持つことが前提だ。