最近では、リスキリングの一環として小学校レベルの算数を学び直す社会人向け講座が人気を集めている。参加者の多くは、自分がどこで躓いていたのかを大人になって初めて自覚するという。
最初のステップは「最小公倍数」の役割を直感的に理解することだ。無暗に分母同士を掛け合わせるのではなく、最も効率的な共通の分母を探すプロセスは、業務におけるリソースの最適化そのものである。第2のステップは「分子の調整」。分母を倍にするなら分子も同じ倍率で拡大しなければ、元の値(価値)が保てない。そして最後のステップが「約分」による情報の整理だ。この一連の流れは、複雑なビジネス課題をシンプルに整理するロジックと完全に一致している。