かつてディズニーやウォルデン・メディアが手がけた映画シリーズは、2000年代のファンタジーブームを牽引する大ヒット作となった。しかし、権利の移転や制作の長期化により、完結に至らぬまま一時中断していた経緯がある。そこに救世主として現れたのが、巨大動画配信プラットフォームのNetflixだ。
世界的なIP争奪戦が激化する映画産業において、全巻の映像化権利を一括取得したプロジェクトは極めて異例だ。かつての劇場中心の公開形態から、グローバル配信と一部劇場公開を組み合わせた新たなハイブリッドモデルへの移行は、現代のエンターテインメントビジネスを象徴する出来事と言えるだろう。旧作の功績を称えつつ、新時代のメディアでどう進化するかが試されている。