桔梗の気品を際立たせるには、伝統色である「桔梗色(やや青みを帯びた濃い紫色)」の再現が欠かせません。画材の特性を活かした桔梗塗り方メイキングのコツを紹介します。
色鉛筆編(桔梗色鉛筆描き方):
紫1色で塗りつぶすのではなく、「群青色(シアン系ブルー)」「紫色」「赤紫色」の3色をレイヤードします。まず花びらのくびれや中心の影部分に薄く青を敷き、その上から全体に紫を重ねます。花びらの先端や光が当たる膨らみ部分はあえて紙の白地を残すか筆圧を弱め、最後に筋の周辺へ赤紫をアクセントとして差すと、艶やかな深みが表現できます。
水彩編(桔梗水彩イラストコツ):
水彩絵の具で描く場合は、「ウェット・オン・ウェット(濡らした紙面へのにじみ)」を活用します。花びらの形に水を含ませた後、ウルトラマリンとキナクリドンバイオレットを混色した絵の具を中心付近に置くと、外側へ向かって自然で滑らかなグラデーションが広がります。完全に乾いた後、先端のシャープな角を濃い紫で整え、白の不透明水彩で中心の雌しべをハイライトとして描き起こすと、瑞々しい透明感が完成します。