「ニン!」を語る上で絶対に外せないのが、1976年からテレビ朝日系列で放送された伝説の番組『みごろ!たべごろ!笑いごろ!!』です。アイドル絶頂期にあったキャンディーズと伊東四朗、小松政夫がタッグを組んだ同番組は、当時のバラエティ界に革命をもたらしました。
番組内で特に社会現象となったのが、視聴者参加型コントの元祖ともいえる「電線音頭」でした。伊東四朗扮する「ベンケイ」や、コタツの上に上がって踊る「デンセンマン」、そして「チュチュンがチュン」というフレーズに合わせてスタジオ全体が狂乱のダンスを繰り広げる光景は、PTAから眉をひそめられつつも子どもから大人までを熱狂させました。
お茶の間のタブーを小気味よく打ち破るエネルギッシュな空気の中で、「ニン!」は番組の象徴的なアクセントとして定着していったのです。