鬼の洗濯板を訪れる際、絶対に確認しておきたいのが潮汐の時間帯だ。同じ場所に立ちながら、満潮時と干潮時ではまったく別の世界が広がる。
満潮時には荒波が奇岩群を呑み込み、白波が弾けるダイナミックな海景が広がるのに対し、干潮時には水が引き、どこまでも続く岩畳が姿を現す。特に大潮の干潮時には、海に向かって最大数百メートルにわたって岩肌が露出し、そのスケール感は圧倒的だ。岩間に残った潮だまり(タイドプール)は鏡のように空を映し出し、まるで水鏡のような幻想的な写真を撮影できる。
最高の写真を狙うなら、気象庁や観光機関が発表する潮汐表を事前に確認し、干潮時刻の前後1時間を狙うのが鉄則だ。さらに Google マップ の衛星写真やストリートビューで事前に太陽の方角を確認しておけば、順光での色鮮やかな風景や、夕暮れ時のシルエットを逃さずフレームに収めることができるだろう。