第2試合の主役は、今秋のプロ野球ドラフト会議で目玉と目される絶対的エースだった。最速152キロを計測した伸びのあるストレートと、鋭く落ちるフォークのコンビネーションで相手打線をまったく寄せ付けない。圧巻の16奪三振、被安打わずか2という圧倒的なピッチングで、完全無欠の完封勝利を収めた。
ネット裏に陣取った日米スカウト陣のスピードガンが一斉に鳴り響く。球数制限が意識される現代の高校野球において、無駄なボール球を極限まで減らした省エネ投球も見事だった。「今日は立ち上がりから指にかかっていた」と本人が語る通り、狙って三振を取れるポテンシャルは一際目立っていた。