昭和から平成にかけてのスポーツ報道は、現在よりもはるかに情熱的で、時に過激だった。テレビ局の廊下やロケ先での何気ない会話、球場のバックヤードで交わされた視線など、秘蔵エピソードは今も語り草となっている。取材現場で魅せた福島アナの聡明さと、栗山キャスターの熱血ぶりは、当時のスタッフにとっても忘れがたい記憶だ。
デジタル化が進み情報がSNSで瞬時に拡散する現代と異なり、当時は紙面やワイドショーの限られた枠の中で物語が紡がれた。それだけに、報道の行間に隠された「語られなかった本音」に、後年のファンはロマンを感じずにはいられないのだろう。