大阪府警察をはじめとする全国の捜査機関にとって、実態の見えにくいトクリュウの解明は喫緊の課題である。治安行政の現場では、従来の捜査手法が通用しにくい局面に直面している。ピラミッド型の組織であればトップを摘発することで全体を解体へ追い込めたが、流動型グループは末端を捕まえても頭脳に辿り着かない構造になっているからだ。
警察はデジタルフォレンジックの強化や、都道府県の垣根を超えた広域捜査網の構築を急いでいる。治安行政の再構築が求められる中、サイバー空間と現実の街頭が交差する新たな戦場での攻防は、これまでにない緊迫感を見せている。