吉本多香美を語る上で欠かせないのが、1996年に放送された平成ウルトラマンシリーズの金字塔『ウルトラマンティガ』のヤナセ・レナ隊員役です。GUTSのエースパイロットとして勇敢に戦い、主人公・マドカ・ダイゴ(長野博)を支える姿は、当時の子どもたちだけでなく大人のファンをも虜にしました。
実父は、初代『ウルトラマン』で主人公のハヤタ隊員を演じた黒部進。親子二代にわたってウルトラシリーズの防衛チーム隊員を務めたという事実は、特撮界における伝説的なエピソードとして語り継がれています。
デビュー当初は「二世タレント」としてのプレッシャーや葛藤もあったと明かされていますが、ティガでの好演や映画『ガメラ2 レギオン襲来』での迫真の演技を通じて、実力派女優としての確固たる地位を築きました。父・黒部進との関係も非常に良好で、過去の共演番組やインタビューでは、互いをプロの表現者として深くリスペクトし合う温かな家族の絆が垣間見えます。