米の消費拡大や品質向上を目指す農林水産省や、全国農業協同組合連合会(JA全農)の発信でも、正確な計量と科学的なアプローチが呼びかけられている。近年の気候変動に伴い、収穫される米の水分保有量も年ごとにわずかに変化するため、従来の「勘」に頼った水加減では安定した美味しさを保ちにくくなっているからだ。
最新の炊飯技術においては、米を研ぐ際の手順や浸水時間も厳密にロジック化されている。最初の研ぎ水は米が勢いよく吸収するため、ミネラルウォーターなどを使い素早く捨てることが推奨される。さらに夏場は30分、冬場は1時間以上しっかり浸水させて芯まで水分を行き渡らせることが、冷めても甘みが残るお米に仕上げる絶対条件となる。