歯肉炎を患っている方が最も陥りやすい罠が、「血が出るのが怖くて、歯茎の境目を磨くのを避けてしまう」ことです。しかし、超極細毛ブラシを使用した際の出血は、炎症によって毛細血管に溜まった汚血と細菌が排出されている反応でもあります。痛みが強くない限り、過度に恐れて避ける必要はありません。
腫れと出血を改善する歯周ポケットの磨き方のコツは以下の通りです。
・バス法(45度の角度で当てる):
歯ブラシの毛先を、歯と歯茎の境目に対して「45度の角度」で軽く当てます。毛先をポケットの入り口にわずかに滑り込ませるイメージです。
・微細なストローク(小刻みに揺らす):
大きくゴシゴシ動かすのではなく、毛先を動かさずに根元を5ミリ幅程度で小刻みに振動させます。1箇所につき10〜15秒ほど振動させ、プラークを浮き上がらせます。
・適切なブラッシング圧は「100〜150g」:
力の目安は、毛先が広がらない程度、キッチンスケールに押し当てて100〜150gを指すくらいのフェザータッチです。ペングリップ(鉛筆持ち)で握ると余分な力が自然と抜けます。