シングル「BAN BAN BAN」の大ヒットで世間の耳目を集めたKUWATA BANDだが、彼らの真の実験精神はその後リリースされたスタジオアルバム『NIPPON NO ROCK BAND』で頂点に達する。驚くべきことに、このアルバムは全編英語詞でレコーディングされ、作詞にはトミー・スナイダーが参加した。
ポップチャートの勝者でありながら、自らそのポジションをかなぐり捨てるかのようなハードでプログレッシブな音像展開。シングルで見せた親しみやすさとは対照的な、鋭利で妥協のないアプローチは、当時の批評家たちを大いに当惑させ、同時に熱狂させた。妥協なきロックへのアプローチを完遂したからこそ、KUWATA BANDの存在は伝説となったのだ。