SNSやネット掲示板上では、「高力価のエナジードリンクを風邪薬で流し込んで出社する」といった危険な自己流療法が散見されます。しかし、大手調剤薬局チェーンの現役薬剤師や医療現場の専門家は、こうした行為に強い警鐘を鳴らしています。
「エナジードリンクに含まれる大量の炭酸、高濃度カフェイン、人工甘味料は、炎症を起こしている胃腸粘膜を直撃します。一時的に覚醒して元気になったように錯覚しますが、それは疲労の感覚を脳内で麻痺させているに過ぎず、免疫細胞へのエネルギー供給という観点では完全に逆効果です」(都内調剤薬局・管理薬剤師の証言)
また、深夜や早朝にコンビニエンスストアへ駆け込む際、棚の配置による「買い間違い」が多発しています。コンビニのドリンク棚には、指定医薬部外品の栄養ドリンクと清涼飲料水規格のエナジードリンクが隣接して陳列されているケースが目立ちます。パッケージの派手さやネーミングに惑わされず、裏面の販売名・成分表示欄に「指定医薬部外品」と明記されているか、そしてカフェイン含有量がゼロであるかを冷静に確認する視点が不可欠です。