訪日外国人観光客の需要も、従来の「名所めぐり」から劇的な変化を見せている。2026年のトレンドは、間違いなく「参加型のローカル体験」だ。伝統的な衣装を身にまとい、地域の人々と一緒に汗を流して踊るツアープログラムは、予約開始とともに即日完売する事態が続いている。
「歌舞伎や能のような静かな鑑賞も素晴らしいが、自分自身が円陣に入って跳ね回る体験は一生忘れられない」と、フランスから訪れた30代の旅行者は興奮気味に語る。言葉の壁を軽々と超える直感的なリズムと動きが、言葉を超えたコミュニケーションツールとして機能しているのだ。
地方自治体や観光庁もこの波を見逃さない。体験型コンテンツとしての観光資源化を進めると同時に、オーバーツーリズムに配慮したサステナブルな運用ルールの策定を急いでいる。