2026年の大相撲本場所において、幕内最年長力士として土俵に上がり続けているのが片男波部屋所属の玉鷲一朗です。1984年11月生まれの玉鷲は40代の大台に達しており、大相撲の現役最年長関取としても圧倒的な存在感を放っています。
相撲界において30代後半に入ると、筋力や回復力の低下、古傷の悪化によって十両や幕下へ番付を落として引退を決断する力士が大半を占めます。しかし、玉鷲の幕内最年長としての番付推移を見ると、前頭上位から三役(小結・関脇)近辺を行き来する驚異的な安定感を保っています。
日本相撲協会の公式取組データや本場所成績を追跡すると、若手の有望株や馬力のある外国出身力士が台頭するなかでも、玉鷲は真っ向からの立ち合いで相手の上体を起こし、強烈な喉輪や突き出しで退ける相撲を貫いています。衰えを見せない下半身の粘りと出足の鋭さは、20代・30代前半の力士たちにとっても大きな脅威となっています。