旧2号に変身する男、一文字隼人。彼を演じた俳優・佐々木剛の登場は、番組の運命を180度変えた。主役を務めていた藤岡弘、(現・藤岡弘、)の撮影中における怪我という未曾有の危機に対し、急遽ピンチヒッターとして投入された佐々木は、明るく軽快なフリーカメラマンというキャラクターを見事に演じ切った。
原作者の石ノ森章太郎が描く怪奇色の強かった初期作品に、佐々木演じる一文字隼人がもたらした明朗なアクション性と「変身ポーズ」は、当時の子供たちを熱狂の渦に巻き込んだ。バイクに乗らずとも力強くポーズを決めて変身するスタイルは、ここから全日本的なムーブメントへと昇華したのだ。