検索エンジンにおいて「大分市立大東中学校 いじめ 噂の真相」や「事件 ネットの反応」といったサジェストが表示されることがあり、入学を控えた家庭が不安を覚える一因となっています。編集部が過去の報道アーカイブ、警察発表、学校関係者の証言を丹念に精査したところ、学校の存立を揺るがすような重大事件が近年発生した事実はありません。
では、なぜこのような不穏なワードが検索され続けるのでしょうか。取材を進めると、マンモス校ゆえの情報伝播構造が見えてきました。
生徒数が800名を超える学校では、日常的な口論や友人関係のトラブル、SNSを介した些細ないざこざの件数自体が、小規模校に比べて統計上多くなります。平成後期から令和初期にかけて、生徒同士のトラブルや非行事案がネット掲示板(5ちゃんねるや地域掲示板)に過激な表現で書き込まれ、それがデジタルタトゥーとして検索エンジンに残存し続けたことが背景にあります。
現在の大東中学校では、大分市教育委員会の指導のもと、一人一台端末(Chromebook等)を用いた「毎日の心のアンケート」やスクールカウンセラーによる定期面談を運用。問題の早期発見・早期対応システムが機能しています。在校生の保護者からは「トラブルが起きた際の学年主任や担任の連絡は早く、放置されるような印象はない」との証言が得られており、ネット上のセンセーショナルな噂と現在の現場環境には明確な乖離があります。